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人間が物質主義に走り、人間の都合で自然を破壊し、生態系を乱し、大地を汚濁に染めていることに、心ある日本人はみな危惧を抱いている。 現代文明への批判、将来への悲観を持っている人が少なくないことは確かである。 しかし、一億数千万の日本人の中の、いったい何人が、神戸の震災を「神の警告」であると認識するだろう。 それを声高にいう者は嘲笑されるのがおちである。 またたとえ「神の意図、警告」を信じる人がいたとしても、ここまできてしまった今、それではどうすればいいか、わからない。 「どうすればよろしいんでしょう?」 そう訊く私に相曽氏は一言、 「日拝を欠かさないことです」 といわれた。 「それだけですか?」 念を押すと 「それだけです」 という答が返ってくるだけである。 「日拝」というのは、簡単にいうと「太陽を仰いで祈る」ことである。 もう少し丁寧にいうと「太陽を仰いで太陽神の分魂をいただき、毎朝、魂を更新すること」である。 不祥事や霊障は心の乱れや身の不浄があるために魔がつけ込んで生じる。 それゆえ常に心すべきことは嘆いたり悲しんだりしないことで、悲嘆する前に慎み畏んで神にお詫びをし、魂を入れ替えることが必要である。 即ち太陽の分魂を体内に取り入れて新しいものに変えていただくーこれを日拝鎮魂法という。 我々の身体の丁度、お臍の裏側に太陽神経叢がある。 腹部と背骨との間に太陽のように十六条の光芒を放つ神経の束のことである。 それが自律神経で、大脳の延髄の方から脊髄を伝わってきている。 この太陽神経叢は自律神経を調整するので五感が適度に沈静化され、感覚は六感、七感に移って雑念妄想が遮断されてやがては正しい霊感や直感の世界に入って行くことが可能になるという。 (中略) かつて日本人は素朴に神の存在を信じ、感謝をもって謙虚に生きていた。 人間の及ばぬ力があることを知っていた。 親は子に神の目、神の存在を教えた。 人はみな、「怖れ畏む」ことを知っていたのである。 だが今の日本人にとって神は入学試験や結婚式や大手術の前にだけ思い出す存在になった。 今、人間の幸福を約束するものは科学である。人は便利や快感や安穏を「幸福」と思っている。 宗教は組織の維持、発展を目的とし、信仰は現世利益を目指す。 そこまで落ちた日本の穢れを祓い、あるべき姿に戻すためにするべきこと、それは「日拝」である。 「世界の宗教は太陽信仰からスタートしました。私たちの霊的な親が太陽神であるということに考えが至りませんと、乱れに乱れたこの世界は一向に浄化されません。倫理や道徳、法律、国際条約などだけではおのずと限界があるからです」 その言葉が相曽氏の清らかな魂から流れてくるものであることを私は信じる。 以上「私の遺言」佐藤愛子 新潮文庫 より 日拝は黒住教の黒住宗忠さんが本家本元ですが、相曽さんという神道家も 「不祥事や霊障は心の乱れや身の不浄があるために魔がつけ込んで生じる。それゆえ常に心すべきことは嘆いたり悲しんだりしないことで、悲嘆する前に慎み畏んで神にお詫びをし、魂を入れ替えることが必要である。太陽を仰いで太陽神の分魂をいただき、毎朝、魂を更新することである」 と日拝の大切さを説かれています。 明日から日拝をしてみませんか。 日拝の方法については以下、ご参照ください。 「黒住教−日拝」 http://97331420.at.webry.info/200610/article_2.html ちなみに、「私の遺言」という本は、小説家である佐藤愛子さんが、北海道に山荘を建ててから、屋根の上を歩く足音が聞こえたり、ラップ音、そして家具が勝手に動くなど映画のポルターガイストばりの超常現象が起こったり、激しい頭痛に見舞われるようになり、それからというもの、佐藤さんは原因を探るべく、あらゆる霊能者に相談し、解決するまでのことが書かれてあるノンフィクションの大作ですが、この本には、若き頃の江原さんや美輪さんなども霊能者の一人として登場していて、お勧めの一冊です。 ![]() |
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