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zoom RSS 大祓詞の奏上の功徳3―山口起業(皇大神宮主典)

<<   作成日時 : 2008/08/21 21:20   >>

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明治初年、皇大神宮主典兼神宮教院大講義の山口起業さんが神宮教院から出版された本に
「神判記実」という本があります。

この本の中で大祓詞を奏上して狼の難をまぬがれた話や産土神が大祓詞を勧めた話などが載っていましたので、以下、抜粋して紹介させていただきます。

@大祓詞を奏上して狼の難をまぬがれた話
紀伊の国の熊野に樵を業とする男があった。
・・・或る日ふだん行ったことのない谷間に迷い込んで、日影が西に傾いたけれど家路に出ることが出来ず苦しんで居ると、・・・その数もわからぬほどの狼が群れだって此方にやって来るのであった。
岩松は懼れ迷うて、今は避けるに道もないので、傍の木に攀じ登って、息を潜めながら、狼のなすさまを伺うていると、男を見つけた狼は、木の下に集まって来て、順々に背に乗って高く重なりながら、だんだん木の半分以上までになったので、男は懼れて・・・思い乱れて、不図心づいたのは、若かった頃、都に出てある家に仕えていた時、其の主人の常にいうていられたには
「祓の詞ほど尊いものはない。何事にせよ此詞を称えて神にお祈り申し上げれば、叶はぬことはないばかりでなく、大蛇の近づくのを遁れたことや、火の災いを避けたというような例は珍しくない。お前も常にお称えせよ」
といって慇懃に教えて下さって、平生暗称して来ていたが、近ごろは業に紛れてお称えすることもなかったが、こんな時にこそと思いを定めて、声高らかに祓の詞を称えたのであった。・・・二度ばかり称えおわった頃、(狼はどうして居るだろう)と思って見おろすと、背中の上に重なりあって居た狼どもは皆地に下り、打ち臥して称える詞を聞き入って居る様子である。此れを見て岩松は不思議に思い、いよいよ声を振り立てて称えて居ると、その木の片枝の朽ちたものが、ガサっと音を立てて落下した。其の音の烈しさに驚いて彼の狼どもは四方に逃げ散ってしまった。
男は・・・木を下りて朽枝の前に額づいて神恩を謝し奉り、其の所に居て終夜祓の詞を称え、夜が明けてから暫く家に帰ることが出来て、あった事の次第を告げて一家中悦びあったのであった。
其の後は・・・先ず祓の詞を称えてから万事を行うようになった。
若い時から称えて来た詞であるけれど、今は誠実なる心から称えるので、種々の奇特があらわれて、凡そ三年先の事は自然と心に浮かんで知られるような身になった。・・・
                          

A産土神が大祓詞をおすすめになった話
近江の国古賀という所に、善九郎という人があって、此の人中年の頃までは、それほど神を敬う人ではなかったが、・・・ある日、夕暮れに容貌のまことに物凄い老婆で十二三歳ばかりになる男の子をつれたのが家にやって来て、案内もせずに奥の方に入ろうとするので、家の者は皆恐れ戦き、善九郎も暫く黙っていたが、心を励まし進み寄って咎めようとすると、彼の婆と子供は煙が風に散るように忽ちに消え失せてしまった。
・・・其の夜は上も下も同じ間に寄り集うて、胸とどろかしながら打臥したところ、善九郎の夢に尊い姿をしたもうた神がお顕われになり、善九郎に宣うには
「我は汝の産土の神である。今日邪魅が汝の家に来たによって、汝に告げるために、かくは顕われて汝に示すのである。汝は心のまがったものではないけれども、神を尊むの心が薄いから、神達の御守りの薄いのを窺って常に諸々の邪魅が入って来たが、眼に見えるままではなかったのを、さきに来た邪魅は汝が心を乱し、此の家を亡ぼすために正しく眼に見えて入って来たが、我来たって門に入ろうとするのを見て、一度は彼のもの恐れて逃げ失せたが、再びやって来る事があるであろう。其の時若し罪穢れのある時は、我来ることはないであろう。故に神助を以って此の害を免れようと思えば、速やかに神の御棚を清め、都に出て祓の詞というものを求めて来て、毎日五度がほど怠りなく奉唱するがよい。彼の物ばかりでなく、諸々の邪しい者は皆逃れ去って二度と来る事なく、我も又常に御棚にあって守るであろう。」
と宣うと見て 覚めたのである。
それからというものは・・・祓の詞を手に入れ、・・・朝夕神明を尊み敬っていたが、何の災害もないばかりでなく、家業さえ次第に繁盛して、めでたく世を送ったということである。

                                              「神判記実」山雅房より

黒住宗忠師は大祓詞を多い時には一日に千回も奏上されたそうですが、せめて一日五回以上、大祓詞を奏上してみてはいかがでしょうか。

この「神判記実」には、以上の2話の他に
「祓詞を唱えて母の罪を贖い長生した話」「天照大神を尊信して天上の福祉をこうむった話」「先祖の祭祀を厚くして貧苦をまぬがれた話」「神典焼却を事として神罰をこうむった話」「大神宮霊験集記」「伊勢参宮の途中神徳をこうむりて危難をまぬがれる」「祓の詞の徳により産婦を救った話」「伊勢参宮により救われた話」など計94話の数多くの神異霊験実話が掲載されています。
お勧めの一冊です。

山雅房 http://homepage1.nifty.com/sengabou/

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
久しぶりに楽しく拝見しました。

「お祓い」には、科学では説明できない功徳あると私も信じています。
サンライズ
2008/08/31 05:16
コメントありがとうございます。
確かに大和言葉で書かれた大祓詞を何回も無心の境地で奏上する(黒住教でいう常祓)ことで、色んな」御神徳を受けられる方が多いようですね。
松下
2008/09/04 08:25
初めまして!
昨日、吉備の中山を歩き、宗忠師の奥津城も
御参りさせていただきました。
宗忠師が祓い修行で大祓詞を日に千回も
唱えられたのには驚きです!
まさに太陽の神人ですね。
ポジティブオーラ
2010/01/29 19:50

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