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zoom RSS 黒住宗忠の言葉−筏(いかだ)仙人(黒住教)

<<   作成日時 : 2006/10/08 11:00   >>

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昔、ある所に阿呆正直という程に正直一ぺんな男がありました。ふと、ある人から、蓬莱(ほうらい)の国という仙人の住む不老長寿の国があることを聞いて、そこへ行きたいと思い込みました。そこで、蓬莱の国の場所を人々に尋ねましたが、誰も知る者がいませんでした。しかし、あきらめきれず、方々を訪ね、遠く出羽の国(秋田)まで行きましたところ、ある町の米商人が、この男の馬鹿正直なことを見抜き「こいつはうまくだましてただで使ってやろう」と、考え、「わしの言う通り、三年の間米をふんだら(唐臼を足で踏んで精米する事)蓬莱の国を教えてやろう」と言いました。男は目を輝かし喜び、それから三年の間、一生懸命米を搗きました。そして満三年の月日がたちました。男は主人に、約束通り蓬莱の国へ行く道を教えてくれ!と頼みました。主人ははたと当惑しました。しかし、奸智に長けた米屋の主人は、仕方がない、一つだまして片付けるしかないと、悪心を起こし、うわべは何気ない風をよそおい、「よしよし、教えてやるから今夜わしについて来い」と言って、その夜、山中へ連れて行きました。そして、「何でもわしの言う通りにするんだぞ!」と厳しく言いつけ、千じんの谷間に突き出ている一本の大きな木を指差して「のぼれ!」と言いました。男はいよいよ蓬莱の国に行く時来たれり!と、いそいそと上の方に登って行きます。次に谷の真上に出ている枝に移れ!と言われ、男はためらうことなく、すぐにその枝に移りました。続いて「足を放せ」「左の手を放せ」と言われ、今や右手だけで、たわたわの危ない枝にぶら下がっております。下を見ると千じんの谷間で、もし落ちようものなら木っ端微塵となりますが、残酷な主人は、「その右手も放せ!!」と、最後の厳命を下しました。主人を信じ切り、蓬莱の国に行ける事を信じ切っている男は、パッ、と右手を離しました。あわや谷間へ!と思われた刹那、俄かに紫の雲がたなびいて来て、その男をのせ、天上遥かの蓬莱の国へ運び去ったということでございます。この男は仙人になって筏仙人といわれ、今も出羽の国には筏神社が祀ってあるそうでございます。
かように、疑いという事を一切離れ、心に誠をつとめる程尊い事はありません。
先方は、例え恐ろしい鬼の心を持っていても、こちらから勤めるところの誠は、天照太神様へ相届く故、少しも気づかいはありませぬ。
勿体なくも、天照太神さまの御心はこの広い天地の間に満ち渡り、満ち溢れております故、一切を天照太神様にまかせきって、誠をつとめて行きますれば、何一つ叶わぬという事はありませんぞ。・・・
ここの所をよく聞き取り、疑いを離れて誠を勤められよ!
その一心が改まり、誠を勤めて徳を蒙りさえすれば、即時に盲眼も見えだし、足なえも立てますぞ!
疑いを離れて、確とお聴き下されよ!」


この疑いを離れて、信じ切って、任せ切る信心の大切さは、頭ではわかっているのですが、いつの間にか、自分の損得や疑心暗鬼の気持ちがよぎってしまってばかりで・・・。
このお話は、私にとっては、信心の大切さをわすれないためにも、何回も繰り返し読んでいきたいと思います。
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